【屍】 9画 尸(6) 準1級
[音] | シ |
[訓] | しかばね |
かばね |
《意味》
しかばね。かばね。死体。
【屍櫃】からひつ
遺体を納める箱。棺。かろうど。かろうと。からびつ。
「辛櫃」とも書く。
【屍骸】しがい
死んだ人・動物のからだ。しかばね。死体。
ふつう、人の場合で丁重にいうときは「遺体」「遺骸」を使う。
「死骸」とも書く。
【屍】しかばね
死体。なきがら。
「野に屍をさらす」
「かばね」とも読む。「尸」とも書く。
【屍諫】しかん
一命をすてて主君をいさめること。
「尸諫」とも書く。
【屍山血河】しざんけつが
死体が山のように積み重なり、血が多く流れて河のようになること。激しい戦いのあとのさまをいう言葉。
【屍体】したい
死んだ人間や動物のからだ。死骸。
「死体」に書き換えられる。
【屍蠟】しろう
死体現象の一つ。死体が腐敗しないで長く原形を保ち、蠟のように変化したもの。
「屍蝋化した遺体」
長く水中や水分の多い地中に置かれたときなどになる。
【史魚屍諫】しぎょしかん
史魚は自分のしかばねで主君の霊交をいさめた故事。
「史魚」は春秋時代、衛の大夫の史鰌のこと。字を「子魚」というので史魚という。正直で称された。
史魚は主君の霊交をいさめたが聞き入れられないので、臨終に際し自分を埋葬しないように子に命じ、自分のしかばねで霊交をいさめた故事から。
「屍諫」は「尸諫」とも書く。
「史魚之直」「史魚黜殯」
【死屍累累】ししるいるい
多くの死体が重なり合うように辺り一面にあること。戦闘の後の悲惨な光景を指していう言葉。